
山岳小説の白眉、「孤高の人」。
学生時代に読んだ当時、登山をしていなかったので何も分からずじまい。
今回読み直してみると、少々山をかじっているので、思うところ多かった。
主人公の加藤文太郎は、単独行で日本の山々を疾風のように駆け抜け踏破していく。
しかし不滅の足跡をのこした彼が、生涯唯一パーティを組んで向かった槍ヶ岳北鎌尾根で命を落とすことになる。
単独行とグループ行、あなたはどちらが好き?
私はどちらも好きです。
単独で山に入るとき、感覚が研ぎ澄まされていくのがわかる。
特に冬季、地図を見ながら独りスキーでラッセルし登った山は、地形や森や辿ったコースを今でも明確に反芻することができる。
かたやグループ行。メンバーの力を出し合い協力し合って山に向かうのは、また格別。
困難な沢の遡行やクライミングには、単独ではとても行くことができない(私の技量では、ですが)。
ところで、加藤文太郎が命を落とした北鎌尾根は、以前より何度か計画して様々な理由により未だに実現しなかったところ。
膝が治ったら行きたいけれど、はたしてそこまで復活できるでしょうか~
(どうかなぁ‥‥)
よし、来シーズンに北鎌尾根を登ることを目標にしよう、と決めました。